未来に美しい海をつなぐために
千年の伝統を持つかばんの産地、鞄づくりのまちである「豊岡」は、日本海に面した海の町です。
美しい海を次の世代の子供たちにつなげるために、海洋プラスチックの問題と真正面から取り組む決意をしました。
ランドセルリュック「UMI」で解決できること
60%がリサイクル
「UMI」は北海道で廃棄された漁網を再生した生地でできています。そのほかの素材もリサイクル素材を使用。「UMI」は全体の60%が再生素材です。
みんなが使えば
「UMI」の漁網再生生地には、廃棄漁網が25%含まれています。2024年入学の新一年生みんなが「UMI」を使うと、北海道で廃棄される漁網全てをリサイクルできます!
ひとりひとりができることを
豊かな海を次世代の子どもたちに残すために、社員の子どもたちも一緒に海岸での清掃活動を行い、まずは社内でできることから始めています。
海洋環境の現実
海洋プラスチックの問題
海洋プラスチックごみは、年間世界全体で約800万トン、国内からは2~6万トン発生していると推計されています。海洋プラスチックゴミのうち、漁網・ロープは3割を占め、自然環境では分解されずに海中に漂流したり海岸に漂着しています。(2016年・環境省、国内10地点での漂着ごみ調査)
漁網は動物も苦しめている
自然に分解されないプラスチックごみは、ウミガメやクジラ、鳥が餌と間違え食べてしまったり、漁具に絡まったりする事故も多く報告されています。
海洋問題の解決に向けて
ALLIANCE FOR THE BLUE(アライアンス・フォー・ザ・ブルー)
公益財団法人日本財団の支援により設立され、世界的に深刻化している海洋プラスチックごみ問題に対して、産官学一体となったオールジャパンの取り組みにより、海洋ごみを減らし、未来にきれいな海をつなぐ業界横断のプラットフォームです。
廃棄漁網のアップサイクル
公益財団法人日本財団の支援を受け設立された一般社団法人アライアンス・フォーザ・ブルーに2020年から参加。同団体は世界的に深刻化している海洋プラスチックごみ問題に対して産官学民一体となったオールジャパンの取り組みにより、海洋ごみを減らし、未来に綺麗な海をつなぐ資源循環の為の取り組みを行う業界横断のプラットフォーム。第一弾として廃棄漁網のアップサイクル事業に注力しています。
海を守るために、環境配慮型素材の使用
廃棄漁網の再利用
廃棄される漁網は、北海道の漁網回収企業にて乾燥させ洗浄し圧縮され、素材メーカーの愛知県一宮工場にて、細かく粉砕され、再生プラスチックの粒に。その粒を糸に加工し、織りあげられたナイロン生地(内25%廃棄漁網を活用)を利用しています。
リサイクル素材の使用
そのほかにも、リサイクルPET素材、YKKリサイクルファスナーを使用しています。海洋プラスチックごみ問題解決に貢献する商品やサービスをProduct for the Blueとして認定され、収益の一部を海洋環境保全活動に寄付します。
ランドセルリュック「UMI」を通して伝えたいこと
ものを大切にする心
ランドセルリュック「UMI」通して、子どもの頃からSDGsを意識し、自分がものを大切にすることで環境問題を改善させられる、と伝えたいと考えています。
海洋問題を考える力
この取り組みを通して、海洋プラスチック問題への興味や関心の拡大に寄与することも意図しています。
未来に綺麗な海を
国内屈指の鞄産地・豊岡は「海の恵みと暮らすまち」です。未来に美しい海を繋ぐため、子どもたちの次の世代の子どもたちにもこの美しい海を残すために、廃棄される漁網の再生生地を利用したランドセルリュック、持続可能なものづくりを行っています。