鞄の中に〇〇! スクエアなシルエットを作り出す秘密とは!?

鞄の中に〇〇! スクエアなシルエットを作り出す秘密とは!?

ARTPHEREの新シリーズでは、創業120年を超えるイタリアの老舗ファブリックメーカーLIMONTA(リモンタ)社の生地を使用しています。
その長い歴史の中で積み重ねた技術力は世界中のラグジュアリーブランドから信頼されており、生み出される生地はまさに一流品。
これをARTPHEREのフレームと組み合わせることにより、現代のワークシーンに寄り添う新作が誕生しました。

 

 

新作のスクエアダレスバックパックは直線的なシルエットが洗練された印象を与えながら、生地の持つ表情豊かなシワがほどよい抜け感を生み出しています。
四角い形状は収納効率に優れており、書類やノートPCをすっきり収納できるだけでなく、クイックオープンシステムにより内部へ素早くアクセスできます。
幅広いビジネススタイルにフィットする現代的なバックパックはどのように創り出されたのか、開発者にその裏側をたずねてみました。

-今回の新作は、見た目の特徴としてスクエアなシルエットがあげられますね。

そうですね、製品を作る際にはサンプルを何回か作り直してやっと製品になるわけですけど、今回は1stサンプルからはだいぶ変わって。
スクエアな形状でつくりたいっていう案はもとからあったんですけど、機能としてポケットやらなんやらをつけ足していくと、生地が食われることで折れて直線が出なくなってしまう。
それを解消させるためにピアノ線を入れることにしたんです。
ぱっと見は気づかないと思いますけど、鞄の前側にぐるりと一周、ピアノ線が入っています。
見た目を変えずに折れを解消できるし、使っていくことで生じる柔らかいところと硬いところのギャップも解消できると思う。一石二鳥ですね。
ただピアノ線を入れることで組み立ての構造が大きく変わってしまって、内装を前後入れ替えたりとか、1stサンプルからは大きく変更することになりました。


-スクエアなシルエットにこだわった理由は?

最近のトレンドがスクエアな形状というのはあるんですが、新製品開発時にテスト販売をおこなっていて、そこでは生地やポケットの付け方を変えてバリエーションを持っておこなうんですけど、一番人気のあったタイプを製品化へすすめました。
PCや書類の持ち運びに適した形状だけども、いかにも仕事用じゃないということで、テスト販売ではスクエアシルエット&LIMONTAの組み合わせに人気が集まりました。
この組み合わせは女性からの支持もあって、実際にその場でお買い上げにも繋がっています。
前ポケットのファスナーを落として隠れた構造にしたり、一部に止水ファスナーを使うことによって機能的でありながらシンプルなデザインになったのも好印象かなと思います。

-生地のシワ感も目を引きますね。ただものではないというか…

そうですね。メインの生地にはLIMONTAのナイロンを使用しました。
ボンディング加工により3層構造になっていて、表面に独特なシワが現れているのが特徴です。
もともとLIMONTAの生地は高密度で織られているので、ハリとコシがあって上品なつやを感じられます。
本来は撥水性を備えていないのですが、急な雨にも耐えられるよう特別に撥水加工を追加してもらいました。

−リュックベルトはZeRoGフィット?

そう、身体の熱が加わることで柔らかく変形して、肩の形状にフィットするベルトです。
Tondoレザーに取り入れ好評だったものを今回も採用しています。
鞄が軽く感じ身体や肩の負担軽減につながれば、通勤はもっと快適なものになると思います。

 

 

・Magazine vol.2
まるでオーダーメイドな背負い心地『ZeRoG fit(ゼロジーフィット)』
コチラ

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